日清食品は8月28日、「日清焼そばU.F.O.湯切りなし あんかけ中華風焼そば」(税別180円)を全国で発売する。湯切りをしなくていいカップ焼そばって、もうカップラーメンなんじゃないか!? 湧きあがる疑問を抑えきれず、どんな商品なのか気になったのでひと足先に食べてみた。
○いつもの湯切り口がない……!
早速パッケージを開けてみると、いつもの湯切り口があるところには、「内側の線ピッタリまでお湯を入れる!」「仕上げはまぜればまぜるほどウマイ!」と注意書きが表記されていた。
中には、粉末スープととろみの素が入っている。かやくを入れる必要がないのは、「U.F.O.」ならではの特徴だ。まずは内側の線まで湯を注ぎ、4分間待つ。フタの上にとろみの素をのせて温めておこう。
4分後、いつもならここで湯切りをするところだが、今回はそのままフタを開ける。そこに粉末スープととろみの素を入れる。注意書き通りに、ゆっくりと混ぜているとどんどん箸が重くなってきた。おっ、本当にとろみがついてきている! 1分ほどかき混ぜれば完成だ。
はじめはほとんどラーメンのようだった見た目も、気がつけば水分量も減り、とろみのあるあんかけ焼そばに変わっていた。海鮮の風味を感じつつ、甘味とうま味をしっかりと感じられるあんは、細麺にたっぷりと絡んでおり、ひと口食べるごとに満足感がある。具材には、キャベツやキクラゲ、ニンジンが細かく刻まれて入っており、それぞれの食感がアクセントになっていた。
湯切りをしない、新しいタイプのカップ焼そば。手間も省けるし、カップラーメンのように残ったスープの処理に困ることも少なそうだ。今後、「麻婆麺」といった別メニューでの展開も期待したい。(福田啄也)