警官による黒人男性への銃撃事件に対する抗議で3試合が延期に…MLBはボイコットを尊重

◆ レッズとマリナーズの試合も中止に

　MLBでは、現地時間26日（日本時間27日）に開催予定だった3試合（パドレス−マリナーズ、ブリュワーズ−レッズ、ジャイアンツ−ドジャース）が延期となった。23日にウィスコンシン州で起きた警官による黒人銃撃事件に対する抗議によるよもの。

　ウィスコンシン州に本拠地を置くブリュワーズは、対戦予定だったレッズと共に「本当に重要な問題に目を向けてもらいたい」との共同声明を出し、試合を行わないことを発表。28人のアクティブロースターに8人のアフリカ系アメリカ人選手を要するマリナーズも、ペトコパークで行われる予定だったパドレス戦のボイコットを決定した。

　マリナーズのディー・ゴードン選手は「この国には深刻な問題がある」とツイートし、今回の決定はチーム内の一致した意見であると主張。マリナーズも「チームの決定を尊重する。我々は社会的不公正に対して行動し、声を発する選手たちと共にある」との声明を発表し、選手たちの決定を支持した。
pic.twitter.com/wEIAIUX4YF— Seattle Mariners (@Mariners) August 27, 2020

　また、ドジャースとジャイアンツも一連のボイコットに賛同し、MLBも「今夜プレーしないことを決めた選手たちを尊重する。私たちは、我たちの社会を変えるため、差別と不正の終焉に向けて戦う協力者だ」との声明を出し、一連の決定を尊重した。

Statement from Major League Baseball: pic.twitter.com/jyDdZJ7fN7— MLB (@MLB) August 27, 2020