MLBで7試合が延期に…42秒間の黙とうなど黒人銃撃への抗議が続く

◆ シティフィールドでは両チームの選手が無言の抗議

　MLBでは27日（日本時間28日）、ウィスコンシン州で起きた警官による黒人男性への発砲事件を受け、3試合が順延となった前日に続き、この日も7試合が延期となり、ダブルヘッダーの4試合のみが行われた。

　延期となったのは、「ロッキーズ対ダイヤモンドバックス」、「レッドソックス対ブルージェイズ」、「フィリーズ対ナショナルズ」、「アスレチックス対レンジャーズ」、「オリオールズ対レイズ」、「マーリンズ対メッツ」、「ツインズ対タイガース」の7試合。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、選手たちの決断を支持する声明を発表している。

　26日（日本時間27日）は、ウィスコンシン州に本拠地を置くブリュワーズが試合を行わないことを決定し、ブリュワーズ対レッズの試合が中止となったほか、マリナーズ対パドレス、ドジャース対ジャイアンツの2試合も中止に。この3カードはいずれも27日（同28）にダブルヘッダーを組み、試合が行われた。

　マーリンズとメッツの試合が行われる予定だったシティフィールドでは、メッツの選手たちが守備位置につき、その他の選手やマーリンズの選手・コーチ陣はダグアウトの前に整列。黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの背番号と同じ「42」秒間の黙とうを行ったのち、打席に入っていたマーリンズのルイス・ブリンソンが「Black Lives Matter（黒人の命も大切）」とプリントされたTシャツでホームベースを覆い、両チームの選手たちがベンチへと引き上げる場面も見られた。

Solidarity. pic.twitter.com/I8oDHBsheF— Miami Marlins (@Marlins) August 27, 2020