DeNA移籍の有吉優樹が入団会見「ローテーションをしっかり回れるように」

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2021年06月16日 17:04  ベースボールキング

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DeNAの球団事務所で入団会見に臨んだ有吉投手
◆ 先発ローテの一角として期待

 DeNAは16日、ロッテからトレードで獲得した有吉優樹投手の入団会見を球団事務所で行った。なお、背番号は「67」に決定している。

 冒頭、三原一晃球団代表は「先発として試合をしっかりと作れる投手。ローテーションの一角を担ってもらえるように」との期待を口にし、「二軍スタートではあるが、早いタイミングで上がってきて欲しい」とコメント。評価ポイントについては、「フォアボールの数が極めて少なく、ゾーン内でキチッと勝負しながら打ち取っていくピッチャー」であることを挙げ、ロッテの編成とは「キャンプの頃から日常的に話し合っていて、今回まとまった」と、トレードに至った経緯も説明した。

 有吉は、「役割をしっかりと把握しながらやっていきたい」と第一声。月曜日に球団事務所でトレードの知らせを受け「驚きは強かったが、自分の中ではチャンス。マイナスよりもプラスに捉えて、これからやるって気持ちでいます」と前向きだ。千葉出身ながら「新鮮な気持ちでやれる」と、地元を離れたことをもポジティブに捉えていた。

 自身の持ち味に関しては「丁寧なピッチングに、強気なピッチングを足して、長いイニングを投げられること」と語り、「ローテーションをしっかりと回れるように、やるべきことをやっていきたい」と新天地での活躍を誓った。

 ベイスターズについては「交流戦で来たとき、チームとファンが一体になって、球場も一体感のあるエンターテイメントという凄さがあった。華やかなチーム」という印象で、「若い選手が元気よく、チームの雰囲気の良さも感じていました。早く慣れたいです」と、合流を心待ちにしていた。

 同性の有吉弘行にちなみ、入場曲は「白い雲のように」だが、新天地でも「前向きに検討しています」とニヤリ。愛称も「ハマのアリエッティでお願いします」と笑いを誘った。

 ウイークポイントの先発陣のテコ入れのため、チームの古参、国吉佑樹を放出してまで獲得した有吉優樹。濱口遥大、復帰した今永昇太の両左腕は安定しているが、先発右腕は故障や不調で離脱が相次いでいるだけに、一刻も早くローテーションに食い込んでもらいたいところだ。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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