トッテナムは2日、アントニオ・コンテ氏を新監督に招へいしたことをクラブ公式サイトで発表した。契約期間は2023年6月30日までとなり、1年の延長オプションが付随している。
トッテナムは今年6月30日にヌーノ・エスピリト・サント前監督を招へいし、今季のプレミアリーグで3連勝スタートを切った。しかし、その後は得点力不足と守備崩壊に悩まされて急失速。10月30日に行われたプレミアリーグ第10節マンチェスター・U戦で0−3の完敗を喫したことを受け、11月1日にヌーノ前監督の解任を決断した。
現在52歳のコンテ氏は、2011年夏から2014年夏まで率いたユヴェントスでセリエAの3連覇を達成。イタリア代表での指揮を挟んで、2016年夏にチェルシーの監督に就任した。就任1年目の2016−17シーズンは、トッテナムとのタイトル争いの末にプレミアリーグを制覇。また、2年目はFAカップを制した。
2019年夏からはインテルの監督に就任。2年目の20−21シーズンにはインテルを11年ぶり19回目となるスクデット獲得に導き、自身の連覇から始まったユヴェントスの一強時代に終止符を打った。しかし、今夏に補強方針をめぐって上層部と対立し、双方合意の上で契約解除に至っていた。その後、一時はトッテナムの監督就任も噂されたが、こちらも補強資金などをめぐって破談になったことが伝えられていた。
先日までは、オーレ・グンナー・スールシャール監督の後任としてマンチェスター・Uの新監督就任が噂されていたコンテ氏。急転直下、スールシャール監督にトドメを刺されたヌーノ前監督の後任となった。果たして、ピッチ上での課題が山積みのクラブを栄光に導くことはできるだろうか。
Buongiorno Antonio... pic.twitter.com/26wgcdcYED— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) November 2, 2021