ため込んでいた気持ちをすべて吐き出すことができました。
マドカ:「いままでこんなにもサナエちゃんに世話になっていたなんて知らなくて……。本当にごめんなさい」
義姉からは謝罪の言葉がありましたが、私たち夫婦は義実家を出ることを決めました。義両親もシュウヤ君を預かることが難しいとのことなので、義姉は今後ファミリーサポートを利用することにしたそうです。引っ越しの日、実母と実父が手伝いに来てくれました。
親はいつだって子どもの幸せを考えているものでしょう。今回のことも、お義母さんにとっては、大切な娘さんの幸せを考えてのことだったはずです。しかし盲目になりすぎず、子どもが大切だからこそ常に子どもと、その周りを冷静に見渡せる“客観性”が必要なのだと母は教えてくれました。赤ちゃんを持つ若いママだって、子どもが成人した高齢のママだって……子どもの年齢に関わらず「ママ」である以上、みんな気を付けなくてはいけないことなのかもしれません。
実母:「そういえばお義姉さんはどうなったの?」
サナエ:「時短勤務を申請したみたい。それでお義姉さんも同居を解消するんだって。隣の県に旦那さんとシュウヤ君と3人で住む家を建ててるらしいよ」
実母:「……みんな、見えないだけで色々あるのかもしれないわね」
義姉の事情は詳しくは知りませんが、私は新しい家で、心を入れ替えた旦那と心機一転頑張っていきたいと思います。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・荻野実紀子