ロシア、FIFAとUEFAの処分を不服としCASに提訴「基本的な権利を侵害された」

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2022年03月04日 03:02  サッカーキング

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ロシア代表はW杯PO出場停止に [写真]=Getty Images
ロシアサッカー連合は3日、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)の発表した全大会出場停止処分についてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴すると発表した。

 FIFAとUEFAはロシアのウクライナ侵略を受け、2月28日に共同で声明を発表。ロシアのクラブと代表チームを全大会で出場停止処分にすると伝えた。

 ロシアサッカー連合は今回の訴訟で、すべての男女どちらものサッカーの代表チームなどに対する処分を不服として大会参加資格の復活と損害賠償を請求するようだ。

 ロシアサッカー連合は声明で「FIFAとUEFAが下したロシアチームの出場停止処分には法的根拠がなかったと考えている。これは、FIFAおよびUEFAのメンバーとして持つ、大会に参加する権利などの基本的な権利を侵害するものだった。またワールドカップの予選で、直接の対戦相手から圧力を受け、代表チームの出場を停止させる決定をしたことは、スポーツの原則とフェアプレーのルールに違反するものである」と発表。「また、ロシアサッカー連合は反対弁論を行う権利すら否定され、基本的な権利を侵害された。さらに、FIFAとUEFAは、ロシアの参加者を大会から完全に排除する以外の他の選択肢を考慮すらしていない」と決定を激しく批判している。

 ロシア代表は3月24日にFIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフでポーランド代表との試合が組まれているほか、女子代表も女子欧州選手権等の試合を控えており、クラブレベルではELのグループCを首位通過したスパルタク・モスクワが、決勝トーナメント・ラウンド16(3月10日/17日)でライプツィヒと対戦することになっていたがこれらの試合がすべて行われない見通しとなっている。

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