あのミスが痛かった… 勝てない阪神の拙攻を谷沢氏が指摘

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2022年04月13日 06:50  ベースボールキング

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苦戦を強いられている阪神の矢野燿大監督 (C) Kyodo News
◆ 相手のミスでチャンス到来かと思いきや

 阪神は痛恨の逆転負けで4連敗。開幕から15試合を終えて、いまだ1勝止まりの借金12と苦しい戦いが続いており、勝率は「.071」まで低下した。

 12日の中日戦(バンテリンドーム)は、6回に4番・佐藤輝明の3号ソロで先制し、先発の西勇輝も7回無失点と好投したが、8回から投入した2番手・湯浅京己が中日打線につかまり2失点。終盤に試合をひっくり返された。 

 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の谷沢健一さんは、阪神が得点した6回の攻撃に注目し、佐藤輝の一発が出る直前で走者が憤死していた一連のプレーを指摘した。

 阪神は6回先頭の山本泰寛が遊撃手・京田陽太の悪送球で出塁。続く3番・近本光司が二ゴロに打ち取られ併殺かと思われたが、4−6−3と転送される過程で京田の送球が再び悪送球に。これを見た打者走者・近本は果敢に二塁を狙ったものの、ファールゾーンへカバーリングしていた捕手・木下拓哉から京田へストライク送球が送られ二塁タッチアウト。結果的に二死無走者となったところで佐藤輝が一発を放っていた。

 谷沢氏の目には近本の走塁が“暴走”に映ったようで、「点の取り方が地味というか…。佐藤輝が本塁打を打ったけど、その前に中日・京田がエラーしたと思ったら、今度は近本が走塁ミス」と、転がり込んできたチャンスを逃した阪神の拙攻を指摘。「あそこで2、3点入ってたらずいぶん変わってくるんだけどね。あのミスが大きいよね」と、相手のエラーを走塁ミスで助けてしまったとの見解を示した。

 同番組に電話出演した江本孟紀さんは「連敗のときは投手が完投・完封するくらいの勢いでやらないと、なかなか抜け出せない。急に打てと言われてもなかなか打てないでしょう」と投手陣へエールを送ったが、この4連敗中は引き分けた8日広島戦も含め5試合・51イニングでわずか6得点と、あまりにも打線の援護が乏しい。

 次の塁を狙う姿勢も空回りする苦しい展開…。今季唯一の勝利試合は西勇の完封だっただけに、ここは再び投手陣の頑張りに期待するしかないのか。矢野阪神の苦境は続く。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』


【動画】“闘将”立浪の目が燃えた!矢野阪神ガックリ…同点の瞬間

土壇場でドラゴンズが追いついた🎉
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⚾#プロ野球(2022/4/12)
🆚中日×阪神
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