楽天・西川遥輝がバースデー決勝弾　値千金の守護神打ち「最高の結果で良かった」

● ソフトバンク 5 − 6 楽天 ○
＜2回戦・北九州＞

　楽天が9回逆転勝ち。この日30歳の誕生日を迎えた西川遥輝が値千金の逆転2ランを放ち試合を決めた。

　4−4の同点で迎えた8回に4番手・安樂智大が上林誠知に適時打を許し勝ち越されたが、直後の9回、一死から代打の銀次が中安打で出塁し、1番・西川が2球目の143キロを一閃。青空を切り裂く美しいアーチが右翼スタンドに着弾した。

　試合後のヒーローインタビューでは、「あまり広くない球場なので入ってくれるかなと思っていました。前の打席、前の前の打席で打てなくてチームに助けられていたので、なんとか繋ごうという意識で打席に入っていた。最高の結果で良かった。自分で打って勝てたということが本当に良かった」と淡々と振り返った。

　これで楽天は勝率差でソフトバンクを上回り、マイナス0.5差で首位浮上。ソフトバンクのクローザー・森唯斗は早くも今季3敗目（0勝6セーブ）となった。

　楽天先発の涌井は5回4失点で勝敗つかず、8回に勝ち越し点を許した安樂が今季1勝目（0敗）。9回裏を無失点で締めくくった松井裕樹が今季4セーブ目（1勝1敗）を手にした。