DeNA・上茶谷大河の完封劇でホームに初歓喜!「やってきた成果が出た」

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2022年04月16日 17:42  ベースボールキング

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DeNA・上茶谷大河[写真=萩原孝弘]
○ DeNA 6 − 0 ヤクルト ●
<4回戦・横浜>

 DeNAは上茶谷大河の快投とクリーンアップの活躍でヤクルトに快勝。4連敗中だったホームの横浜スタジアムに今シーズン初めての歓喜の瞬間が訪れた。

 先発の上茶谷は初回から切れの良いストレートと新球シュート、得意のカットボールを交えるピッチングでヤクルト打線を翻弄。ファーストストライクを積極的に振ってくる相手に、ストライクゾーンで勝負しながら、力負けしないピッチングは必然的に球数も少なくなり、9回をわずか91球、被安打5、奪三振4、無四球と危なげない内容だった。

 お立ち台に上った上茶谷は「ありがとうございます!最高です!」と第一声。「前回同様ひとりひとり全力で投げていくだけなので、それに向けて準備してきました。後半はほとんどジャストミートされているような感じだったんですけど、野手の皆さんに助けてもらいました」と謙虚にコメント。最後に「またここから優勝するつもりでいるので、応援よろしくおねがいします!」とファンに誓い、青く染まったスタンドから熱い拍手が送られた。

 その後の取材でも「ストレートの走りが良かったので、自信を持って投げていけた。試合前からインコースを使って、ゾーン内で勝負していくと決めた。練習からやってきた成果が出た」と満足げな表情。オフから取り組んだシュートとフォークも「三浦監督に止めるなと言われ続けたので、止めずに取り組めてよかった」と話し、ルーキー時代の仕様に戻したフォームも「しっくり来てます」と全てが良い方向に進んでいるようだ。

 三浦監督も「両サイドのストレートが非常に良くて、打者を押し込めていた。ストライク先行で投手有利のカウントを作れていたし、ストレートでファールを取れていた。右打者の懐をえぐって両サイドを広く使えていた」と好投の理由を分析。開幕ローテーションを外れたことで「悔しさもあったと思うが、前回一発回答でローテーションをつかみ取り、今日は連敗を止めるナイスピッチングでした」と絶賛した。

 コロナ禍、連敗と嫌な流れを止めた三浦ベイスターズ。ここから反撃の狼煙を上げる。

取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

このニュースに関するつぶやき

  • まさか上茶谷が救世主になるとはね…w 無四球完封お見事でした!紆余曲折あって大学時代の投球フォームに。このまま金久保に対抗する形でヤクルトキラーになって欲しいですね。
    • イイネ!9
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