中田翔、侍J戦で貫禄マルチ 前回WBCは3本塁打「羨ましい気持ちある」

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2022年11月06日 19:00  ベースボールキング

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巨人・中田翔 (C) Kyodo News
侍ジャパンシリーズ2022】
● 巨人 4 ― 8 侍ジャパン ○
<11月6日 東京ドーム>

 巨人の中田翔内野手(33)が6日、侍ジャパンとの強化試合に「4番・一塁」で先発出場。貫禄の2安打を放ちファンを沸かせた。

 2回の第1打席は先頭で右前打を放ち、その後、敵失の間に先制のホームイン。1−1の同点で迎えた4回の第2打席は左前打で出塁し、続くウォーカーの勝ち越し3ランにつなげた。侍ジャパン先発・與座の変則投法にアジャストし、貫禄の2打席連続安打。5回の第3打席は2番手左腕・宮城(オリックス)の前に二飛に倒れたが、3打数2安打2得点と活躍しお役御免となった。

 交代後に「久しぶりの実戦でしたがバッティングの感覚は悪くなかったです」とコメント。「日の丸を背負ってたメンバーを見ると、羨ましい気持ちもありますし、いろんな感情が沸きますね。ただ、相手がどこであれジャイアンツの一員として、勝ちにいく野球をするだけでした!」と率直な思いを口にした。

 中田はかつて、WBCやプレミア12の国際大会で活躍。WBCは2013年、2017年と2大会連続で出場しており、前回大会は日本選手初となる3試合連続アーチを放った。

 今回の侍ジャパンは一塁を本職にしている選手は選出されておらず、栗山監督は「2つ(ポジションが)できる幅を持ってほしいということで、ファースト専任の選手をあえて選んでいない」と説明。ここまでの2試合は、DeNAで主に二塁を守っていた牧が2試合続けて「3番・一塁」でスタメン出場した。

 中田はこの日も、巨人の一塁手として軽快な動きを披露。以前から守備力の高さには定評があり、それは侍ジャパンを指揮する栗山監督が一番知っている。巨人へ移籍し2年目だった今季は、打率.269、24本塁打、68打点、OPS.833を記録し復活を印象づけたベテラン一塁手。代表返り咲きの可能性はゼロではないだろう。

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