＜親切にクレーム＞【前編】不登校の子にプリントを毎日届けているのに。相手の親が苦情を入れてきた！

もしわが子が望んでもいないのにお友だちの"お世話係"になってしまったら……親としてはモヤモヤしますよね。しかも学校側から面倒を見るように指示されたとなっては、「なぜうちの子がお世話をしないといけないの？」と不満を溜め込んでしまうかもしれません。今回の投稿者さんも腑に落ちないことがあるようですよ。

『近所に不登校の子がいて、課題やお知らせのプリントなどをうちの子が届けてます。ほぼ毎日です。いつもは直接渡すのですが、ある日留守だったのでポストに入れました。すると相手のお母さんから苦情がきて、「直接手渡しで渡すように」とわが子が担任に怒られたらしいです。子どもは「気が重い。届けるのをやめたい」と言っています』

投稿者さんのお子さんは現在、登校班の班長をしています。同じ班には不登校になっている2つ下の学年の子がいるのだそう。お子さんは班長ということもあり、毎日プリントをその子の家に届けています。しかし留守の日にポストに入れておいたところ、相手の親は激怒。学校に「プリントは直接渡してもらわないと困る」と苦情を入れ、お子さんは担任の先生から怒られてしまいました……。お子さんが「もう届けたくない」と不満を抱えるのも当然でしょう。投稿者さんはこの一連の流れにモヤモヤを隠せません。

苦情を入れるなんて信じられない！

投稿者さんの話を聞いて、ママたちの怒りの矛先はクレームを入れた相手の親に向かいました。

『届けてもらってるのに苦情って……何様？　ポストに入れるのでも充分だよね。手渡しだと留守の場合また届けに行かないといけないし。届けるのもたまにならいいけど　毎日だと嫌になるよね』

『相手のお母さんは何を思っての苦情だったんだろうね。お母さん自体も、少し不安定になっちゃってるのかな……。不登校の子のために協力しているのにね。しかもただ近所ってだけでさ』

言わずもがなですが、投稿者さんのお子さんは決して"プリントを届ける係"ではありません。不登校の子に毎日プリントを届けているのは、あくまで善意のはず。しかも"相手の子と仲が良いから"、"同じクラスだから"などの理由ではなく、登校班の班長だから……という理由です。それにもかかわらず相手の親が「手渡ししてくれなかった！」とクレームを入れるのは、あまりにも図々しいと捉えられたようですね。

自分で取りに行けばいいのに……

相手の親に対して、ママたちからはある提案が寄せられました。

『クレームを言ってきた親が、毎日プリントを学校に受け取りに行けばいいのでは？』

『なにそれ図々しい……「もうできません」って言っていいよ。相手の親は文句言うくらいなら、自分で学校まで取りに行けばいいのに』

「プリントは必ず手渡ししてほしい」と苦情を入れた相手の親。ひょっとしたらその背景には「ポストに入っているとなかなかプリントに気づけない」などの理由があるのかもしれません。それならば親が自ら学校に取りに行くほうがいいと判断したママも。このシステムならばお子さんはプリントを届ける必要がなくなりますし、相手の親は欲しいときにプリントを手に入れられます。お互いにWin-winではないでしょうか。

うちの子も不登校。でも届けてもらうなんて……

お子さんが不登校の時期を経験したママたちの声も見てみましょう。

『断っていいよ。うちの子も中学生のころに不登校の時期があった。私が週1で仕事帰りに学校に寄って、プリントを受け取ってたよ。もし誰かに届けてもらってたら、申し訳なさすぎて逆につらくなる。相手のお母さんと学校の対応が変だと思う。お礼を言われるならわかるけど、怒られる筋合いなんかないよ』

『うちも不登校。学校を休みがちになってきた時点で、私が学校に直接取りに行くようにしました。そのまま近所の子に届けてもらい続けるなんて、負担と迷惑を考えたらとんでもない。相手の親があまりにも非常識だと思いますよ。毎日届けてもらうだけでも厚かましいのに、ポストに入れたら苦情って……信じられない。「これだから不登校の親は」って思われたら嫌だな』

「わが子が不登校の時期にプリントを届けてもらうなんて、申し訳なさすぎる」と話したママたち。相手の負担を考えたら親切心に甘え続けることはできない、と考えたのでしょう。こちらのママたちからしてみれば、相手の親の言い分は理解できないのかもしれませんね……。

不登校の子を持つ親から「プリントは必ず手渡しして！」とクレームを入れられて、驚いてしまった投稿者さん。思わぬ苦情を入れられたら呆然としてしまいますよね……。投稿内のママたちが、相手の親に怒りを爆発させてしまうのも当然でしょう。毎日届けることがお子さんの負担になるようなら、相手の親が直接学校に取りに行くなどの対応をしてもらうのがいいかもしれませんね。

後編へ続く。

文・motte　編集・みやび　イラスト・マメ美

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