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前回からの続き。俺(マサユキ)は、現在は妻のシズクと仲良く暮らしている。先日、シズクが待望の妊娠! さっそく俺の両親に報告すると「渡したいものがある」と言ってきた。それは、俺が今まで仕送りしてきたお金400万だったのだ。
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![3_3](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1691141208-638ea18bb07ab1ac2de9ef14b3146ac4-1200x1800.png)
楽しそうに新社会人生活を送っている同期をしり目に、俺は節約の日々を送っていた。どんなに辛くても悔しくても母から感謝してもらえると、俺の頬は緩んだ。
正直「この5万があれば」と思ったことはある。けれどこの5万で両親が助かっているのであれば、俺が苦しい想いをしている価値はある。そう思っていた。だからどんなことがあっても頑張れたんだ。
【第4話】へ続く。
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