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前回からの続き。私たち夫婦にはひとり息子マサユキがいます。私たちはいつも、息子のことが心配でした。息子には地に足をつけて暮らしてもらいたいとずっと思っていたし、自分たちの経験上、結婚にも子育てにもお金がかかることを痛感していました。だから息子のために、仕送りのお金をずっと貯め続けてきたのです。そしてお嫁さんであるシズクちゃんの妊娠が分かってから、そのお金をまとめて渡しました。なのに息子からは「感謝なんてできない」と言われてしまい……?
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私たちは息子のために「いいことをしている」。そう、信じていました。このお金を渡したら、きっと息子は喜んでくれるに違いない。息子の笑顔だけを思い浮かべていました。まさかこんなに悲しませているとは、思ってもいなかったのです。
【第10話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・Ponko 編集・横内みか