前回からの続き。
たしかに自分の子は食べもしないのに、お菓子を買って人の子に配るのはもったいないのかもしれません。だからみんなといっしょにお菓子交換がしたいスミレちゃんの願いを叶えるために、トモコさんは「人からもらったお菓子を人にあげればいい」と考えたのでしょう。どうせ食べないお菓子なら、捨てるより食べる子にあげた方がいいのもわかります。でも食べないお菓子をわざわざ自分からもらいに行かせるなんて……。私はこのとき、言葉にできない違和感を覚えたのでした。
【後編】へ続く。
脚本・rollingdell 作画・かちこ