前回からの続き。
指導役として紹介されたショウタ先輩は優しくて、頼りがいがあって。本当に素敵な男性でした。「どうしてもあの先輩と付き合いたい」そう同僚に伝えたところ……。
努力の甲斐があって、やっと先輩に振り向いてもらえたのですが……。小さい子なのだからしょうがないことは、よく分かっていました。でも……どうしてもハルトくんの後ろに見える前の奥さんが邪魔で……。
わたしは恥ずかしくて堪りませんでした。自分の我を通し、彼から大切な子どもを引き離そうとしていたのです。しかもまだ幼いハルトくんになんということをしようとしていたのか。ミハルさんに指摘されて、初めてそれがどれほどひどい仕打ちかに気づきました。自分がこんな人間だったなんて。もう彼にあわせる顔もありません。彼も、彼の親族もきっとあきれているでしょう。仕事も辞めて、何処かへ行ってしまおうと思います。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・ちーめい 作画・さど