前回からの続き。数年前の話です。俺はエイジ、中学2年生だ。俺の両親は4才のときに離婚した。幼い頃の記憶だからはっきり覚えているわけではないけれど、母さんと2人で暮らすようになって俺は少し息苦しさをおぼえるようになっていた。
母さんのことは忘れて、父さんや祖父母と暮らしていく。幼いながらに俺はそう決めた。母さんはすぐ怒る。「ドンくさい」「料理は下手」「いいところなんて何もない」って父さんも言っていた。そのときは息苦しさから逃れることの方が俺にとっては大切だったんだ。
【第10話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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