ひとまず今回は「4歳の弟カイトの付き添い」という名目でアヤミについていくことにしたのです。
土曜日当日。アヤミとミサキちゃんは約束通り公園で落ち合いましたが、ミサキちゃんのママは来ていません。聞けばミサキちゃんちはこの公園から歩いて数分なのだとか。
全員小学校低学年にみえます。友達が多いのはとてもいいことですが、クラスが違うのか私が知らない子たちばかりで少し戸惑います。そして、全員保護者はついてきていません。
(全員親の付き添いなし!? どの子も低学年にみえるけれど、みんな1人で行かせられるなんてすごいなぁ〜)そう感心していました。しかし……。
|
|
「これ、わたしのおこづかい。おかし買っていいって」そういってお財布に入っているお金を周りの子どもたちに見せています。チラッと横目で見たのですが、子どもに持たせるにはかなり大きな額でした。(失くしたり、子ども同士で取った取られた的なトラブルにならないかな……)よその子のおこづかい自慢を苦笑いで見守る私。さらに、お菓子、砂場、ハト……目の前で繰り広げられる光景はどう考えても……。
アヤミに対してなら口も手も出せますが、他の子たちにはどれくらいの距離感で接したらよいかわかりません。
それにもしかしたら自主性を育てたいとして、ひとりで行かせているのかもしれませんし、私もほかの子のお世話ばかり焼いて自分の子どもを疎かにするわけにはいきません。考えても答えは出ないし、アヤミが心配な気持ちも消せないので、今後しばらくはアヤミの公園遊びに付き添うと決めたのでした。
【中編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・カヲルーン 編集・横内みか
|
|