阪神・甲子園でのシリーズ3連戦で鍵を握るのは……谷繁氏「どんなに悪くても絶対に外せない選手」

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2023年10月30日 06:54  ベースボールキング

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◆ “チカナカコンビ”は好調も……

 阪神は29日、敵地での『SMBC日本シリーズ2023』第2戦に0−8で敗戦。前日の大勝からは打って変わって散発4安打無得点に封じ込まれると、投手陣も12安打8失点を喫するなど投打が振るわずに終わった。

 難攻不落の山本由伸を攻略したものの、苦い敗戦で戦績も1勝1敗のイーブンになった阪神。31日からは約2週間ぶりに本拠地・甲子園にオリックスを迎えて戦うだけに、なんとしてもこのカードで仕切り直しを図りたい。

 18年ぶりの日本一に向け勢いを再び掴みたい阪神について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣はここまでの戦いぶりの総括と第3戦以降の展望を語り、打者のキーマンをそれぞれ語った。

 初戦を8−0で大勝しながらも、2戦で0−8とがっぷり四つの戦いとなっているが、これについて出演した江本孟紀氏は「難しい所ですけどね…阪神は打てない人は打てないでいいと。打てない人は“頑張れよ”っていう打線なんですよ」と今季の戦い方を振り返ると、「1戦目は中野・近本が2人で5本打ったでしょ?」と切り込みコンビの働きぶりに注視。

 レギュラーシーズンから12球団屈指の破壊力を誇る両者の打撃で多くのチャンスを創出できていたと敵地での連戦を振り返り、「だからそんなに打率は心配しないでもいいんじゃないかと思いますけどね、この2人の調子が良ければね」と中軸の不振も悲観視はしなかった。

 同じく出演した谷繁元信氏も「1・2番がこれだけヒットを打っているし、出塁率も高いんですけど、森下と大山が打点0なんですよ」切り込みコンビの好調を認めながらも、こちらは3・4番のクリーンナップの不振を不安材料としてピックアップ。

 特に鍵を握る選手としては4番の大山悠輔の名前を挙げ、「大山はどんなに悪くても絶対に外せない選手ですから、大山の状態が上がらないでこのままだとやっぱり点はあまり入ってこないんじゃないかなと思う」とチーム内での大きすぎる存在感を理由に主砲の復調を願った。

 上位打線でチャンスを作り、クリーンナップで点を返すのが今季の阪神の主な得点パターンだったものの、しかし番組MCを務めた岩本勉氏は第3戦以降の見どころとしては代打陣をプッシュ。

 続けて初戦を振り返りながら「渡邉諒が1試合目タイムリーを打って一気に元気づけましたけど、甲子園では“ピッチャーが打席に回ってきて、絶対に後手に回らない”っていうのが状況に上げられる短期決戦ですし、結構仕掛けも早くなるんじゃないかな」と短期決戦ならではの戦い方を語り、「代打陣がどんな働きをするのか、そして岡田監督はどんな順番で選手をコールするのかってのが見どころなのかなと思いますね」とコメント。

 控え組の野手陣の働きはもちろんの事、タイミングや順番など、勝負師・岡田彰布監督の采配が京セラドーム2連戦よりも勝敗に直結してくると解説して締めくくった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】強力投手陣の前に打線沈黙……/10月29日:阪神−オリックス戦ハイライト

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  • 「 負 け る 気 せ え へ ん 、 地 元 や し 。」「福浦の打球!ライト後方!桧山見上げるー!!」(トラウマ掘り返し)前のどん阪神は甲子園でも連敗。
    • イイネ!3
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