電話先の旦那は……笑っていました。私と子どもが困っているというのに、笑っていたのです。
久しぶりに話した旦那は、話も通じなくて、とても怖かったです。まるで別人のようでした。私が妊娠したときに旦那と相談し、子育てに専念するために仕事は辞めようとなったのです。それが今になって、なんで!?
旦那はこんな感じで投げやりでした。今までこんなふうに私を煽るようなことをしたことはありません。
旦那の様子を振り返ると、思い当たることがあったのです。
仕事も大変だし、疲れているのかなと思い、とくに触れずにいましたが、そのときも「なんで?」とは思ったのでした。
大型連休のお出かけはたまにしかないことなので、いつものお出かけよりも少し多めの出費がありました。連休中は旦那もいたので当然食費も増え、いつもの生活費では足りなくなってしまったのです。
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旦那の返答はそっけないものでした。お米を買うお金がないから困って頼んでいるのに、話が通じません。
なんだか含みのある言い方に私は気分を害しましたが、旦那がお米を買ってくれることはありませんでした。このときおかしいと思い、とことん話し合えばよかったのでしょうか……。
思えば先月から旦那の様子が変だったかもしれません。でも久々に会って、家族の時間を過ごしていたのだから、下手にケンカになるのも嫌だったのです。それに旦那は育児や家事は手伝わないものの、急にお金を使ったりする性格ではありませんでした。もともと浪費するタイプでもないし、お金がかかる特別な趣味を持っているタイプでもありません。転勤した先の生活で、何かあったのでしょうか?
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・林檎りん 編集・塚田萌