今季のブライトンは常に主力に複数名の負傷者を抱えるという厳しいシーズンを戦っており、ここまでのプレミアリーグでの成績は7勝5分5敗。現在は9位につけている。クラブ史上初参戦となったヨーロッパリーグ（EL）では、14日に行われたマルセイユ戦を1−0で制したことによりラウンド16のストレートインを決めたが、直後に行われたプレミアリーグではアーセナルに0−2で完敗。現在プレミアリーグでは2戦未勝利が続いており、今節は3試合ぶりの白星を目指してクリスタル・パレスの本拠地に乗り込む。
対するクリスタル・パレスはここまでここまで4勝5分8敗で15位につけている。現在はプレミアリーグ6試合連続で白星から見放されているが、前節はマンチェスター・シティを相手に土壇場で2−2のドローに持ち込んでおり、チームの士気は決して低くないだろう。2試合ぶりのホームゲームを白星で飾りたい。
ブライトンに所属している三笘薫は、公式戦3試合連続のスターティングメンバー入り。ルイス・ダンク、パスカル・グロス、ジョアン・ペドロといったお馴染みの面々とともに先発に名を連ねた。一方、クリスタル・パレスはマルク・グエイ、ミカエル・オリーズ、ジャン・フィリップ・マテタらがスタメンに入っている。
試合は18分、ブライトンがゴールに迫るシーンを作る。左サイドバックのイゴール・ジュリオが敵陣に侵入して浮き球のアーリークロスを放り込むと、中央でジャック・ヒンシェルウッドが潰れ、ボールはファーサイドのシモン・アディングラへ。ペナルティエリア右から右足で狙ったが、シュートはGKディーン・ヘンダーソンに弾き出された。
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対するクリスタル・パレスは45分、前線からのプレスで、ブライトンのGKバルト・フェルブルッヘンが蹴った浮き球のパスカットすると、ウィル・ヒューズからのリターンパスを受けたオリーズがペナルティエリア右の位置から左足でクロスボールを送る。ファーサイドで浮いていたジョルダン・アイェウが頭で合わせ、ヘディングシュートを沈めた。前半終了間際にクリスタル・パレスが先制に成功。1点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ると58分、自陣でのボール奪取からファクンド・ブオナノッテがドリブルでボールを持ち運ぶ。寄せてきた相手をかわして左サイドへ預けると、三笘がシュートコースを確保して右足を振ったが、シュートはGKヘンダーソンの正面へ。65分にはペナルティエリア手前の位置でセカンドボールに反応したビリー・ギルモアがミドルシュートを放ったが、ここもGKヘンダーソンにセーブされた。
ブライトンは悪くない形でゴール前に入っていきながらも、クリスタル・パレスの守備陣も決して慌てることなく対応し、なかなかゴールネットを揺らすことができない。81分には右サイドから中央へ持ち運んだグロスがクロスボールを上げると、ペナルティエリア左のスペースでフリーになった三笘がボレーシュートを狙ったが、GKヘンダーソンに阻まれた。
それでも直後の82分、ブライトンは敵陣右サイドでヤン・ポール・ファン・ヘッケからのパスを受けたグロスが左足でクロスボールを蹴り込むと、これがペナルティエリア内でポジションを取っていたダニー・ウェルベックの頭にピタリ。ヘディングシュートで遂にゴールをこじ開けた。後半の頭からピッチに立ったベテランストライカーが結果を残し、ブライトンが試合を振り出しに戻した。
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これ以上スコアは動かず、試合はタイムアップ。ブライトンは満身創痍の中でも何とか勝ち点「1」をもぎ取ったが、プレミアリーグ直近3試合未勝利と苦しい状況が続いている。負傷者リストに三笘が加わるとなると、チームにとってはさらなる痛手だろう。一方のクリスタル・パレスも7試合ぶりの白星とはならなかった。
次節、ブライトンは28日にホームでトッテナムと対戦する。一方、クリスタル・パレスは27日に敵地でチェルシーと対戦予定だ。
【スコア】
クリスタル・パレス 1−1 ブライトン
【得点者】
1−0 45分 ジョルダン・アイェウ（クリスタル・パレス）
1−1 82分 ダニー・ウェルベック（ブライトン）
【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsブライトン
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