「(アニメを観ながら)うぅ〜……やっぱり〇×様しか勝たん……!!!」とか「(推しのポスターを見つめながら)尊いーーーーーーーーーー」そんな独り言を、大きな声で言っているスミレの様子を見て、ダイキも「完全にオタクじゃん」なんて言い放っていました。
誕生日プレゼントには、フィギュアがほしいというスミレに「また!?」と言ってしまったときも「同じ……? 人形……??? スター様のフィギュアには命が宿っているの! 生きているの!!! “人形”なんていう言葉で片づけないで!」ともの凄い真剣に語られてしまいました。
ハッキリ言って、娘がここまで変わってしまうとは思いもしませんでした。
高学年になって思春期の入り口に立てば、少なからず周りの目が気になりだす頃ではないでしょうか。娘の恥じらいや葛藤に寄り添いながら、一緒に思春期を乗り越えていこう……そんな風に思っていたのに、現在のところスミレにとって「周りの目」はないに等しい気がします。
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アニメが好きなのはいいのです。けれど周りの人が違和感を抱いてしまうような言動をすることと、アニメが好きなことは、別問題のはず……。そう思うのは、私の理解不足でしょうか。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙