私は少々面食らいましたが、誰なのかを聞いても「とにかく連れて行くから」と教えてくれません。父に話したところ「まあ、会ってみよう」とのことだったので、週末に4人で会うことになりました。
叔母が指定したファミレスへ行くと、叔母たちはすでに着いていました。叔母の隣に座っていたのは、私が葬儀で見た男性でした。
ツカダと名乗ったその男性は、深々と頭を下げました。そしてツカダさんの口から話された内容は、私たち遺族にとってはとても信じられないような内容でした。
想像以上の長さに、私はクラクラしてしまいました。20年も付き合っているとなると、私が小学生のときからという計算になります。ツカダさんはそんな私の気持ちを汲み取る様子もなく、さらに続けます。
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母が亡くなり、父と私はバタバタした日々を強いられました。葬儀などもひと通り終わってようやくひと段落……かと思いきや、叔母さんから突然のメッセージが。言われるがまま指定された場所へ行くと、叔母と一緒にそこにいたのは葬儀で見た覚えのある男性でした。
しかも何を言い出すかと思えば、男性の口から飛び出したのは「母と長いこと不倫をしていた」という衝撃的な内容。父と私は面食らい、何も言うことができなくなってしまったのでした。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・カヲルーン 編集・横内みか