


「困ってることがあるなら相談に乗るわよ?」返事がくる気配もなければ、電話にも出ようとせず、らちが明かないと思った私は、ひとまず了承の返事をすることにしました。金額もそこまで多くないし、それに会ったときにでも事情は聞けるだろうし……と思い、私個人から貸すことにしました。



それから何日経ってもサトカちゃんからの返事は一向にきません。「返事をするつもりがない」のでしょうか? ここ数週間ほど、私がスマホを見ながらヤキモキしていたこともあり、夫が心配そうに声をかけてきました。


一連のやりとりと一緒に、私の気持ちも伝えます。他の人に借りられない事情があったのかもしれないと感じたこと、もし貸さずに万が一のことが起きてしまったらと心配したこと、しかし今は不安に加えて疑問も出てきていること。
「でも……この一件、ヨシハルは知っているのかな?」
そこは私も気になっているところだったのです。さっそく、夫がヨシハルに確かめてくれることになりました。

サトカちゃんにお願いされるがままにお金を貸してしまった私。「何に使うの?」「いつ返してれる?」という質問は一切スルー。そして振り込みをさせ、その後音沙汰さえもないという現状に私はモヤモヤしてしまいました。
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少しだけ叱られてしまいましたが、私の気持ちも理解してもらえて救われました。ひとまず私たちは、ヨシハルと話してみることにしました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙