能登豪雨、石川県内で7人死亡、6人不明 珠洲市では断水も 影響の長期化が懸念

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2024年09月23日 16:30  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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能登半島地震の被災地、奥能登を襲った豪雨被害。発生から3日目のきょう、孤立した住民の救出など懸命の活動が続いています。

きょう午後、上空から撮影された石川県珠洲市大谷地区。山肌が広い範囲にわたり、大きく崩れているのが分かります。

記者
「土砂崩れで家屋が埋まっています。捜索活動が行われています」

この土砂崩れにより、ふもとの集落には大量の土砂や流木が流れ込み、2階の屋根まで土砂に埋まった住宅もあります。中には土砂により押し流されたとみられる建物も。

おとといからの記録的豪雨の影響で、能登地方ではこれまでに輪島市と珠洲市、能登町で115の集落が孤立状態に陥っています。

こうした中、きょう、珠洲市仁江町で孤立していた住民らがヘリコプターで救出されました。

救出された女性
「こんなことになるとは思わないし、びっくりした。2階に上がって、下に下りようとしたらあっという間に水や土砂がきた」

仮設住宅の住民
「どうしたらこうなるの?水が上がってきた」

一面に泥がたまった輪島市宅田町の仮設住宅。すぐ横を流れる河原田川が氾濫し、床上まで浸水する被害を受けました。

天候が回復したきょうは、多くの住民が後片づけに追われていました。

仮設住宅の住民
「どこまで片づけていいのか。またここに入ってくれって言われるのかもしれないし、(Q.住めますかね)いや」

石川県内ではこれまでに7人が死亡し、6人の行方や安否が分かっていません。

輪島市ではおよそ6割に当たる6200戸、珠洲市でも1738戸が断水していて、影響の長期化が懸念されます。

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