記録的豪雨が襲った石川県能登地方には、きょう、床上浸水した仮設住宅でボランティアの活動が始まりました。
記者
「ボランティア40人を乗せたバスが輪島市の仮設住宅に到着しました」
今回の豪雨では、9つの仮設団地が床上まで浸水。輪島市ではきょう、地震とは別に追加で募集された40人が泥をかき出したり、濡れた家財を運び出したりしていました。
被災者
「ショックだった。仮設だけなんでこんなにひどいのか。本当に助かる。自分たちではできないのでありがたい。地震の時からずっと感謝している」
石川県内ではこれまで7人が死亡、7人の行方や安否が分からなくなっています。
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住宅が流され、中学3年の喜三翼音さん(14)ら3人と連絡がとれない輪島市の現場では、けさから消防や自衛隊など600人態勢で捜索が続いています。
翼音さんの祖父 喜三誠志さん
「孫のいない人生は本当に考えられない。ただ、どういうことになっていても、とにかく早く見つけてあげたい」
人命救助の目安とされる災害発生から72時間が経過し、一刻も早い発見が待たれます。