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26日午前9時半ごろ、広島市西区福島町2の住民から「道路が隆起、陥没している。建物が傾いて窓やドアが開かない」と通報があった。市によると、近くの交差点の道路が東西約15メートル、南北約40メートルにわたり陥没した。その影響で地下の水道管が破裂し、現場周辺は一時水であふれた。
市によると、近くの地下約30メートルで当時、雨水管設置のための掘削工事が行われ、作業中に異常出水が確認されたという。その後道路が陥没し水道管から漏水。周辺の建物8棟が傾いたり、ひび割れたりする被害も確認された。26日午後1時時点で19世帯44人が近くの小学校に避難した。けが人はなかった。
現場近くの女性(37)はパトカーのサイレンの音で異変に気づいた。「道路が陥没していて、そこから水が吹きでていた」と驚き、「家が規制線内にあり、いつになったら戻れるのか」と心配していた。家族3人で避難した女性(64)は「慣れない避難で体力がもつか心配だ」と不安を口にした。【根本佳奈、安徳祐】
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