ダルビッシュ 7回1失点で白星 大谷を3打席全て違う攻め方で無安打、パ軍はチーム一丸で1勝1敗 本拠地決戦へ

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2024年10月07日 12:17  TBS NEWS DIG

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■MLB 地区シリーズ第2戦 ドジャース 2ー10 パドレス(日本時間7日、ドジャー・スタジアム)

パドレスのダルビッシュ有(38)が敵地でのドジャース戦、地区シリーズ第2戦に先発、7回、82球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球2、失点1(自責点1)。大谷翔平(30)を完璧な配球で3打数無安打、ポストシーズンで2年ぶりの白星を挙げた。

第1戦は悔しい逆転負けをベンチで見ていたダルビッシュ、自身12度目のポストシーズンの先発マウンド、過去11試合で4勝6敗で防御率は4.19と短期決戦はやや相性が悪い。

5試合で3勝先勝の地区シリーズ、第2戦で先手を取ったのはパドレス、1死から2番・F.タティースJr(25)がレフトスタンドへ先制のソロホームラン、パドレスのムードメーカーがチームに流れを呼び込んだ。

ダルビッシュは先制点をもらった1回、迎えるは1番・大谷翔平(30)、1球目は内角高めにカットボール、2球目はカーブで2ボールになると、3球目はスイーパーで空振り、4球目はストレート、全て違う球種でカウント2−2とした。そして、5球目、外角低めのスライダーで空振り三振に打ち取った。

しかし、2番・M.ベッツ(31)には1球目のスイーパーを捉えられてレフトへ、打ったベッツはガッツポーズ、ダルビッシュも悔しい表情を浮かべたが、レフトのJ.プロファー(31)が体を伸ばしてホームランキャッチ、スーパープレーでダルビッシュを救った。

パドレスは2回には2死三塁で地区シリーズ初スタメンの8番・D.ペラルタ(37)がバックスクリーンへ追加点となる2ラン、3対0とリードを広げた。

その裏、2本のヒットで四球でダルビッシュは無死満塁とピンチを迎えて、7番・G.ラックス(26)にレフトへ犠牲フライを打たれて1点を失った。続くは8番。T.エドマン(29)、1球目のスイーパーを完璧に捉えられたがファースト正面のライナー、1塁走者も戻れずにダブルプレー、ダルビッシュはグラブを叩いて大絶叫、ツキも味方して最少失点で切り抜けた。

3回、大谷との2度目の対戦、1打席目は全て違う球種で勝負したがこの打席は1球目、2球目とスプリットを連投、カウント2−1とすると、4球目もスプリットでファーストゴロ。この打席は縦の変化で大谷を抑えた。

4回には3番・F.フリーマン(35)のライナー性の打球をライト・タティースJrが背走してジャンピングキャッチ、さらに5番・マンシーの痛烈な打球をファーストのL.アラエス(27)が好プレー、チーム一丸でダルビッシュを助けた。

勝ち投手の権利のかかる5回、ダルビッシュは2死二塁とピンチを迎えたが9番・M.ロハスをライトフライ、走者を溜めて大谷には打席を回させなかった。その裏、1死一、二塁で5番・J.メリル(21)が貴重な追加点となるタイムリー、4対1とパドレスがリードを広げた。

6回、先頭打者は大谷、3度目の対戦、2打席目はストライクゾーンの高低打ち取ったダルビッシュ、3打席目の1球目は118キロのカーブ、今度は緩急を使って大谷を揺さぶった。フルカウントからの6球目、117キロのカーブでボテボテのピッチャーゴロ、ダルビッシュは完璧な配球で大谷を打ち取った。

しかし、7回のマウンドに上がったダルビッシュだが、ドジャー・スタジアムのファンからレフトのプロファーにボールが投げ込まれ、試合が一時、中断した。さらに空き缶なども投げ込まれて、パドレスの選手が避難するシーンも見られた。

約13分の中断後に試合が再開、マウンドで長い時間待たされたダルビッシュは先頭打者に四球を許したが、その後は3人で打ち取り、ハプニングにも冷静な対応を見せて無失点に抑えた。ベンチに戻るとパドレスナインは全員がベンチ中央に集まり、M.マチャド(32)が選手全員の意思疎通を図った。

するとその裏、2死一塁で5番・メリルがレフトスタンドへダメ押しの2ラン、さらに6番・X.ボガーツ(32)も2者連続ホームラン。9回にはK.ヒガシオカ(34)、タティースJrがこの試合2本目のホームランと合計6本のアーチ、チームが一つになったパドレスがドジャースを圧倒した。

ダルビッシュは7回、82球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球2、失点1(自責点1)。大谷翔平(30)を完璧な配球で3打数無安打、ポストシーズンで2年ぶりの白星を挙げた。快勝したパドレスは1勝1敗で本拠地サンディエゴへ帰ることになった。

ナ・リーグもうひと試合は6対4とフィリーズが2点リードの9回、1死一塁でメッツのM.ビエントス(24)がこの日2本目の同点2ランで試合を振り出しに戻した。しかし、その裏、フィリーズは2死一、二塁のチャンスを作り、N.カステヤノス(32)がレフト線へサヨナラタイムリー、フィリーズが1勝1敗のタイに追いついた。

【地区シリーズ】※5試合で3勝先取(10月6日~)
◆ナ・リーグ
ドジャース(1勝1敗) 2ー10 パドレス(1勝1敗)(ドジャー・スタジアム)
フィリーズ(1勝1敗) 7×ー6 メッツ(1勝1敗)(シチズンズ・バンク・パーク)

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