首都圏で相次ぐ強盗など7件の事件のうち、千葉県八千代市の事件に関与したとして、千葉県警は10日、群馬県大泉町、会社員、轟(とどろき)祐二被告(24)=強盗致傷罪などで起訴=を強盗予備容疑で再逮捕したと発表した。
轟容疑者は神奈川県厚木市の強盗致傷事件でも実行役として逮捕されている。千葉県警などは、一連の事件は、実行役が入れ替わりながら犯罪を重ねる「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関与し、同一の指示グループが存在しているとみている。
他に横浜市戸塚区、自称アルバイト、岸本蘭丸容疑者(21)も逮捕された。
逮捕容疑は、仲間と共謀して8月29日午後6時40分ごろ、八千代市八千代台南1の質店内で、包丁を隠し持ってうろつくなどして強盗の機会をうかがっていたとしている。
2人は容疑を認め、轟容疑者は「お金に困っていた」、岸本容疑者は「自立するためお金がほしかった」と供述しているという。
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県警によると、岸本容疑者は、別の強盗事件で逮捕された容疑者のスマートフォンの解析から浮上した。
八千代の事件では、両容疑者とみられる2人組の電話から「何でもいいから出してもらえ」という声が漏れていた。店主に退店を促されて2人は出て行ったが、その後1人が戻ってきて「脅されているので110番してほしい」と言い残して立ち去ったという。県警は指示役がいるとみて調べている。【林帆南】
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