“明治神宮外苑の再開発”で樹木の伐採・移植スタート 「専門家として見せていただきたいと言っている」 現場には日本イコモス国内委理事の姿も

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2024年10月28日 18:01  TBS NEWS DIG

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東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、きょう樹木の伐採が始まりました。事業者側は、改めて再開発の意義を訴えました。

1年遅れての着工となりました。

記者
「いま、神宮外苑のケヤキの木が伐採されています」

神宮第二球場跡地ではきょう、解体工事などに伴う樹木の伐採と移植が始まりました。

この明治神宮外苑の再開発。神宮球場などを建て替え、高層ビルも建設する計画です。

事業者側は今年9月、伐採する樹木を124本減らすなどとする見直し案を公表。先週、東京都の審議会へ報告し、当初の予定よりも1年遅れての着工となりました。

しかし現場周辺では…

反対する都民(70代)
「樹木には命があります。その命があるものを切って、それも有名どころのを切って。高い建物の中で私たちは生きていけるでしょうか」

樹木の伐採をめぐっては、これまでにも反対の声があがっています。また、「日本イコモス」の国内委員会が事業者側の見直し案は「不適切」と主張しています。

記者
「午後0時半すぎです。報道陣が中へと入っていきました」

きょう、ゲート前には「日本イコモス」の石川理事の姿が…

日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「世界遺産の諮問機関『イコモス』の委員として、専門家として見せていただきたいと言っているわけで、工事の邪魔をするわけでもないし」

(関係者)
「本日は報道機関以外の方は…」

日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「いえ、本日って切られてしまうわけでしょ?切ってしまうわけでしょ?」

すると…。

記者
「いま、石川理事の所に警察官が来ました」

事業者のひとつである三井不動産は、再開発について“4つの意義”を示しています。

三井不動産の担当者
「(神宮外苑を)次の100年に向けて、皆様により親しんでいただけるような場所にしていく、非常に意義のある開発だと」

明治神宮外苑の再開発は、2036年の完成を目指しています。

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  • 伐採の当日にアポ無しで現場に突撃する専門家…?
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