【重慶(24日)=阿部健吾】佐藤駿(20=エームサービス/明大)が出し惜しみなしで、シーズン前半戦の世界一決定戦に臨む。
グランプリ(GP)シリーズ第6戦中国杯でGP初優勝を飾り、次は2戦の総合成績6位までで争うファイナル(12月、フランス)へ進む。フリーから一夜明けて映像を振り返り、「温存してたかな。最初がちょっと動きが硬かった」と反省。「もっと大きく動けたら良かった。ファイナルは頑張る」と2年ぶりの舞台を見定めた。日本からともに出場する鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)からは祝福の連絡を受け、「今回は(1人で)悲しかった」という孤独も回避できそう。安定度を増す大技の4回転ルッツを武器に、「全体を磨いていく」と調整に励む。この日はエキシビションで大トリを務め、大きな歓声を浴びていた。
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