前回からの続き。私(ユリ)は、夫のケイゴと息子のリクとの3人暮らしをしています。夫の地元から車で1時間弱の場所で暮らしており、義実家へは時折息子の顔を見せに行っています。義母は明るい人柄で、リクのことをとても大切にしてくれます。そんな義母の友人である「吉田さん」という方から、リクの誕生日のたびにプレゼントが届くようになりました。一度直接お礼を言いたいと伝えても、義母も夫も「気にしなくていい」としか言いません。しかしその「吉田さん」が、夫の元カノだったということが判明するのです。夫の元カノからのプレゼントを何年も受け取り続けてきたかと思うと、ゾッとします。
「全面的に俺が間違っていました!!」
飲み会から帰宅するなりケイゴが謝ってきました。
昨日と全然違う態度にドン引きです。飲み会で会った大学の友達にいろいろ言われたそうです。
ケイゴにたいしてみんな猛クレームだったと。
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私が何を言っても響かなかったのに、関係ない第三者からちょっと助言されただけで考え方がコロッと変わるって、どういうことでしょう?
要は、私の言葉なんてどうでもいいってことですよね?
だって、昨日、私がどれだけ抗議しても、まったく理解してくれなかったわけだし。
全員、気持ち悪い!!!!!!
ケイゴのこと、当分は許すつもりはありません。許してほしければ、行動で示しなさいと伝えました。
そして……最後にもう一度しっかり確認したいことがありました。ケイゴは本当に元カノと連絡をとっていなかったのでしょうか?
「ないないないない!! ミサはインスタやってるって母さんは言ってたけど、俺のアカウントとは繋がってないし! 嘘だと思うなら俺のフォロワー見て!!!」
へぇ……元カノさん、インスタやってるんだ〜。
私の言葉はスルーするくせに友人の言葉は真摯に受け入れるなんて、腹立たしくて仕方ありませんでした。
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反省しているので、すぐに離婚に踏み切ることはしませんが、ケイゴの行動を引き続き見守っていきたいと思っています。
ただし、元カノと平気で連絡を取り合うような価値観の義実家には行けないことは伝えてもらいました。
リクから祖父母を奪うのは申し訳ないので、リクに会いたければ義両親と夫でどこか外で会ってもらうようにしたいと思います。
【第6話】へ続く。
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