前回からの続き。私(ヒロコ)は夫と2人暮らしをしています。息子のケイゴは、お嫁さんのユリさんと孫のリクと暮らしています。かつてケイゴの恋人であったミサちゃんは、本当にいい子でした。結局2人は別れてしまったけれど、私とミサちゃんは今でもいいお友達です。ミサちゃんが出張のときなど、飼っているワンちゃんを預かったりしています。そのお礼ではないのですが、ミサちゃんは孫のリクに誕生日プレゼントをくれるようになりました。別にリクに会いたいとかそういうことではなくて、ただ私の大切な孫へのプレゼントというだけなのに、ユリさんは怒ってしまったのでした。
「私、別に今さらケイゴとどうにかなろうとか、そんなこと思ってないですよ???」
私はミサちゃんの気持ちはよくわかっていました。なので、ユリさんが少し神経質すぎるのでは? と思うのです。
ミサちゃんはあくまで「私の友人」としていまでも交流しているだけって何度も説明したのに、まったく理解してくれようとしません。
せっかくのミサちゃんからのプレゼントも、うちに置いていってしまいました。
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私は、ミサちゃんにただただ申し訳ない気持ちでした。
ミサちゃんのワンちゃんと戯れながらユリさんのことを考えていると、ケイゴから連絡がありました。
ユリさんとは仲直りしたというので安心しました。
しかし、ユリさんはもううちには来ないと言っているそうなのです。
「ミサちゃんの気持ちが」と言って、無意識にユリさんよりもみんなでミサちゃんの気持ちを優先しているというのです。
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私はユリさんがどうしてそこまで怒るのか理解できませんでした。
何度も言うように、ミサちゃんはケイゴの元カノだったけれど、今は私の友人なのです。
私の友人としてリクにプレゼントをすることも許されないのでしょうか。
しかし私と同じ考えだと思っていたケイゴはユリさんに影響されてしまい、もうプレゼントを受け取るなと言ってきます。
さらにユリさんは、うちにはもう来ないと……。
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しかし冷静になればなるほど、私は自分が失ったものの大きさに気が付いていくのでした。
【第7話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙