「死にます」とたびたび念書=被害者、仕事のミス背景か―踏切死亡事件・警視庁

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2024年12月10日 15:01  時事通信社

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時事通信社

高野修さんが電車にはねられ死亡した東武東上線の踏切=2023年12月、東京都板橋区
 東京都板橋区の踏切で、塗装会社元社員の高野修さん=当時(56)=を自殺に見せ掛け殺害したとして4人が逮捕された事件で、高野さんが日ごろからたびたび「次(仕事が)できなかったら死にます」などと念書を書かされていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。

 同社社長の佐々木学容疑者(39)らは仕事のミスなどを理由に、3年以上にわたって高野さんに暴行を繰り返していたとされる。警視庁捜査1課は、高野さんが心身ともに追い詰められた末、踏切への立ち入りを余儀なくされたとみている。

 捜査関係者によると、高野さんは「次にミスをしたら死にます」「できなかったら死にます」などの文言を紙に書かされたり、佐々木容疑者が作成した念書に署名させられたりしていた。

 佐々木容疑者や同社社員で指導担当だった島畑明仁容疑者(34)らが参加するLINEのグループチャットにも、高野さんが同様のメッセージをたびたび送っていたという。

 高野さんは昨年12月3日午前0時ごろ、島畑容疑者の車で板橋区徳丸の東武東上線の踏切に連れて行かれた。その後、自ら線路内に立ち入り、電車にはねられ死亡した。

 事件直前まで行動を共にしていたことから、同課は佐々木容疑者ら4人が高野さんを踏切に立ち入るよう仕向けたとみて詳しく調べている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 死んだほうが楽に思えるくらいやられて、どっかに訴える考えすら消えてしまうくらいコントロールされていたのかも。お気の毒に。
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