LINEヤフーが12月13日に、実質的なフルリモート勤務の撤廃を発表し、SNSで波紋を呼んでいる。ITエンジニアを中心に賛否が割れており、中には「LINEヤフーで働いているが、転職を考えています」と投稿する人も。話題に乗じてか「当社はフルリモートでも働けます」とアピールしたり、在宅勤務の廃止に疑問を呈したりする投稿も相次いでいる。
例えばさくらインターネットの田中邦裕社長は、自社はフルリモート前提で採用している旨を説明の上で「自分の会社の経営効率だけを考えたら、本社は東京がいいし、出社もさせればいいんでしょうけれど、それで本当に日本は良くなるのか」とXに投稿。
他にもイラストなどの発注サービスを提供するスケブ(東京都港区)創業者のなるがみ氏が「僕が社長である限りは全社員フルリモートです! 僕が出社嫌いなので」とXでコメントし、エンジニアを通年で募集していると投稿した。
スタートアップでも同様の動きが活発だ。セキュリティ製品を手掛けるSecureNavi(東京都港区)や別荘の運用支援を手掛けるNOT A HOTEL(東京都渋谷区)、ライブ配信アプリを手掛けるミラティブ(東京都目黒区)も、経営層などがそれぞれフルリモートで働ける旨を紹介している。
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LINEヤフーは2025年4月からフルリモートを撤廃する予定。事業部に所属する従業員は原則週1回、それ以外は原則月1回の出社が必須になるという。しかし、過去に「コロナ禍が終わってもずっとリモートワーク」とSNSで発信していたこともあり「社員への裏切りではないか」とする批判の声も。逆に「リモートだけだと不便で仕方ない」など、会社の判断を支持する意見もあり、賛否両論となっている。
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