カイロスロケット2号機、リベンジならず　「ミッション達成は困難と判断し、飛行中断措置」

　スペースワン（東京都港区）は12月18日、「カイロスロケット2号機」を打ち上げた。ロケットは空の彼方へ消えたものの、その後飛行中断措置がとられたことが分かった。

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　カイロスロケット2号機は、和歌山県串本町にある専用の射場「スペースポート紀伊」から18日の午前11時に打ち上げられた。打ち上げ後1分30秒ごろに機体がふらついたように見えたものの、ロケットはそのまま空の彼方へ。

　現場のアナウンスでは、成否が分かるのはおよそ1時間後としていた。しかし11時21分にはNHKが「上昇中にトラブルが発生し、打ち上げは失敗した」と報じ、11時30分過ぎには現地で「カイロス2号機はミッション達成は困難と判断し、飛行中断措置をとった」というアナウンスが流れた。

　カイロスロケットは全高18m、約23tの固体燃料ロケット。1号機は今年3月の打ち上げ直後に爆発しており、2号機には改良を加えていた。今回は5つの小型衛星を搭載し、高度500km付近で軌道に投入する計画だった。