■第93回全日本フィギュアスケート選手権(22日、大阪・東和薬品RACTABドーム)
女子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(24、シスメックス)が、合計228.68点で全日本4連覇を達成した。
これで来年3月の世界選手権(アメリカ・ボストン)の内定も獲得。
表彰式を終えた坂本は「得点源の3回転+3回転ができず悔しいけど、4連覇はホッとしている」と安堵の表情をみせ、最後のポーズについては「ガッツポーズではなく悔しいという感情の現れだった」と話した。
この日、キスアンドクライで得点が出ると「危なーい。良かったー」と絶叫した坂本。「自分がどこに入るかっていうのが若干不安ではあったので、数字見るまで気が抜けなかった」とドキドキだったという。
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また「今年を漢字1文字で表すと?」の質問に「うーん、なんだろう。あと10秒ください(笑)。つむっ(積)!色々な挑戦をして色々な経験を積めたし、今まで積んできた経験を活かせたシーズンでもあった」と2024年を振り返った。
シーズン前から「今季と来季は2年繋げて考えていきたい」と話していた坂本は、「そう考えると最終目標は五輪なのでこの全日本は通過点。(世界選手権は)五輪3枠(獲得)に向かってやっていきたいのでとても重要。守りに入らず攻めの姿勢で」と五輪シーズンへの意気込みを語った。
この年末年始は「あまり予定が決まっていない」とし、「スケジュールを見る限り通常通りの練習。朝練がないだけゆっくり寝られる。ストレスフリーに年末年始・クリスマスを過ごせたら」と笑顔をみせた。