ちばてつや氏「命からがらの引き揚げを体験した同士」森田拳次さんしのぶ

1

2024年12月26日 09:50  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

ちばてつや氏(2022年9月撮影)

漫画家ちばてつや氏(85)が26日までにブログを更新。老衰のため死去した漫画家森田拳次さんをしのだ。


ちば氏は「『丸出だめ夫』や『ロボタン』の作者、森田拳次さんが12月23日の朝 お亡くなりになりました」と報告。「森田さんはワシと同じ85歳で、しかも、同じ中国の東北部から、七歳の時、命からがらの引き揚げを体験した同士でした」と森田さんとの関係を記すとともに、同じ“引き揚げ仲間”だった漫画家、故・高井研一郎さんやジョージ秋山さん、北見けんいち氏らと撮影した思い出の写真も公開した。


「何度も何度も、みんなのふるさと、中国大陸をあちこち訪ね歩く旅もしました。楽しかったなー」と振り返り、「われわれの引き揚げの記録をマンガにまとめて、こんな立派な本にしてくれたのも森田拳次さんの努力のおかげです」と、書籍「少年たちの記憶:中国からの引揚げ」(中国引揚げ漫画家の会編)を手にした写真もアップしてしみじみ。「浅草寺の境内にある『引き揚げ者を忍ぶ母子地蔵』も森田さん達の協力があって建立したもの」と紹介し、「森田さんありがとうね。ご冥福をお祈りします。(合掌)」と悼んだ。

    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定