【ニューデリー時事】インドのモディ首相は27日、亡くなったスズキの鈴木修相談役に関し「インドに深い愛情を抱いており、自動車市場に革命をもたらした」と、その死を悼んだ。スズキは同国の乗用車販売シェア4割とトップに立つ。地元メディアは鈴木氏死去を速報し、経歴を詳しく伝えた。
スズキは1982年、インドに進出。現地の国営企業マルチ・ウドヨグ社と四輪車生産を始め、後に子会社化した。日系企業によるインド進出の草分けとなった。
モディ氏はX(旧ツイッター)に、鈴木氏と2人で写った写真を投稿。「世界の自動車産業の伝説的人物」と紹介し、「勤勉さや細部まで行き届いた注意、品質への揺るぎない献身」をたたえた。