韓国の国会で尹錫悦大統領の権限を代行する韓悳洙首相の弾劾訴追案が可決されました。大統領代行に対する弾劾訴追案が可決されるのは、初めてのことです。
韓国の国会では、きのう、尹錫悦大統領の弾劾を審判する憲法裁判所の裁判官の任命を拒否する意向を表明した韓悳洙首相に対する弾劾訴追案が採決されました。
訴追案は野党の賛成多数で可決。これに伴い、およそ2週間前に尹大統領の職務を代行し始めたばかりだった韓首相の権限は停止され、大統領の職務は崔相穆副首相に引き継がれました。
「原則、無効だ」
一方で弾劾訴追案の可決について、過半数ではなく3分の2以上が必要だと主張してきた与党は強く反発し、議案の効力の停止を求め、憲法裁判所に仮処分を申し立てています。
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