<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京−箱根(5区間107・5キロ)
2区(23・1キロ、鶴見〜戸塚)は3人が区間新記録を達成するハイレベルなレースになった。
トップと1分48秒差14位でタスキを受けた東京国際大は留学生のリチャード・エティーリ(2年)が、最初の3キロで10人抜きのロケットスタートで一気に4位まで浮上。7キロすぎに駒大のエース篠原倖太朗(4年)に追いつくと、早大のエース山口智規(3年)もかわして、篠原とともに2位に浮上。16キロ手前でスパートして篠原を突き放し、1時間5分31秒の区間新記録で区間賞を獲得して2位でタスキをつないだ。従来の区間記録は21年大会のイェゴン・ヴィンセント(当時東京国際大2年)の1時間5分49秒だった。
レース後、エティーリは「(初めての2区は)とてもタフなレースだったが、区間記録をマークできてとてもハッピーだ」と笑顔を見せた。
1区10位と出遅れた青学大は昨年区間賞の黒田朝日(3年)がスタート直後に2つ順位を落としたが、後半から猛追。17キロすぎに国学院大の平林清澄(4年)ら3人を一気にかわして4位に。さらに20キロすぎには駒大の篠原もかわして3位に浮上して、こちらも1時間5分44秒の区間新記録をマークした。
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一方、1区18位と出遅れた創価大は吉田響(4年)が10キロまでに5人を抜いて13位まで順位を上げ、さらに後半もペースは落ちずに4位まで浮上した。黒田より1秒速い1時間5分44秒の区間新記録だった。
駒大は5位、3冠を狙う国学院はエースの平林清澄(4年)が伸びず、8位と順位を2つ落とした。
2位以下に1分32秒差を付けてトップでタスキを受けた中大の溜池一太(3年)は、スタートから1キロ2分50秒前後のペースで快調にラップを刻んで最後まで独走。2位に東京国際大に40秒差で3区にタスキをつないだ。
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