<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京−箱根(5区間107・5キロ)
4区(20・9キロ、平塚〜小田原)で、トップを独走する中大から2分24秒差の3位でタスキを受けた青学大の太田蒼生(4年)が、前半から快走して中大の白川陽大(3年)との差を縮めた。
8・9キロの二宮のポイントでは1分45秒差まで白川との差を詰めて、13キロすぎには平塚中継所で50秒差あった創価大の野沢悠真(3年)を抜いて2位に浮上。15・4キロの酒匂橋のポイントで中大に1分15秒差まで詰め寄り、小田原中継所での差は45秒。昨年3区で区間新記録を樹立した“駅伝男”の本領を発揮した。
3区を終えて6位と出遅れた初優勝と3冠を目指す国学院大は、3月の日本学生ハーフの王者青木瑠郁(3年)が、タスキを受けた時点で20秒差あった早大の長屋匡起(2年)を3キロすぎにかわして5位に順位を上げた。前を走る4位の駒大・桑田駿介(1年)には最後まで追いつけなかったが、トップとの差を1分近く縮めた。
中大の白川は後続との差は詰められたものの、最後まで安定したペースで走り続けて、1区からトップを守ったまま5区にタスキをつないだ。
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3位創価大と中大との差は1分15秒。3位から63秒差の4位に駒大、そこから6秒差で駒大が続いた。
青学大の太田は1時間0分24秒で、20年大会のイェゴン・ヴィンセント(当時・東京国際大4年)の区間記録には24秒及ばなかったが、歴代2位、日本人最高記録をマーク。区間賞を獲得して「区間新を狙っていたので及ばなかったのは悔しい。自分に与えられた最低限の役目は果たせた」とコメントした。
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