【高校ラグビー】令和の常勝軍団へ 藤原監督率いる桐蔭学園が5度目V

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2025年01月07日 18:18  日刊スポーツ

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優勝した桐蔭学園・藤原監督(左)は申主将と握手を交わす(撮影・上田博志)

<全国高校ラグビー大会:桐蔭学園40−17東海大大阪仰星>◇決勝◇7日◇大阪・花園ラグビー場



桐蔭学園の藤原秀之監督(56)が、令和の常勝軍団をつくり上げた。


監督として19度の花園出場で、10度の決勝進出。花園5度Vは全体7番目で、関東では目黒学院、国学院久我山に並ぶ最多となった。初めて決勝で大阪勢を破っての戴冠に指揮官は「時間はかかったけど、ようやくできました」とほおをゆるめた。


今季のチームは、関東新人大会で国学院栃木に敗れ、春の選抜大会とサニックスワールドユースでは大阪桐蔭にも屈した。それでも柔軟なチームづくりで、全国の頂点に導いた。


昨季はパワフルに突進する強みを持つ選手が多かったが、今季は小柄な選手が多かった。その強みを生かす戦いを強調。「去年と同じことはできなかった。かなり球離れを良くした」。スピーディーな展開で、相手の隙を突くラグビーを完成させた。


選手主導のミーティングでも、出てくる意見を尊重。「大体のことは決まっているが、それも変えていい」と伝え、提案があれば積極的に取り入れ、選手とともにチームを引き上げてきた。


学校の同僚からは「(準決勝の)5日や(決勝の)7日に行きます」と優勝争いを前提として声をかけられるようになった。「12月30日だって結構大変な試合なんだよ」と苦笑いもするが「そういう期待はありがたい」と変化を歓迎するようになった。直近6大会で4度制する強さに「すごいことやってるなと思いますよ」。高校ラグビー界での桐蔭学園の存在感は、しばらく変わりそうにない。【永田淳】

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