このところスーパーに行っても雑穀米しかなかったり、パックご飯の購入も個数制限があったりします。運よくお米にめぐりあえても、いつもより値段が高いなんてことも……。その状況に困った義母は、私の実家へ電話をかけてきたようです。
母は親切心から、知り合いの農家さんに聞いてみると伝えました。しかし義母は「お金をとるなんて!!」と激怒し、上から目線で言い放ったそうです。「困っていると聞いたら、普通は自分から贈ります、と言うものでしょう?」
いきなり電話してきた義母に、母も思うところがあったとは思います。でも私と義母との関係を気づかって、知り合いの農家さんにあたってみると伝えてくれたのです。お米の値段だってかなり良心的なものだったのに……。
母に向かって「お金をとるなんて」と怒り狂った義母。しまいには「助け合いの精神」などと説教してきたそうで、こちらとしては開いた口がふさがりません。義母には失礼なことをされた記憶はあっても、助けられた記憶なんて皆無です。私は非常識すぎるその態度に腹が立って仕方ありませんでした。
【第3話】へ続く。
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