前回からの続き。私はミオ(35歳)、旦那のリュウイチ(37歳)、息子のサクヤ(小3)、トモヤ(小1)との4人家族です。旦那は普段は陽気なのですが、気に入らないことがあると人が変わったように暴言を吐き「お前とは離婚だ!」と脅してきます。ある日ついに離婚に向けて動き出した私。しかし決意を告げると義母からは泣きながら引き止められてしまいます。私自身も心のどこかで「息子たちに父親の存在は必要なのではないか」と迷っていました。
「自分ひとりで子どもたちを育てられるか」私がそんな不安を伝えると、ケイコからは意外な言葉が返ってきました。「ひとりで子育てするって考えなくてもいいと思う」周りを頼りながら育てたらいいと、私の背中を押してくれました。
私のなかの答えはもう出ていると、ケイコには言われました。そう、自分でも分かっています。なにをいちばん大切にすべきなのかを……。その夜、私はサクヤとトモヤに話をしてみました。傷つけないよう、慎重に言葉を選びながら伝えます。
ひとりで抱え込まなくてもいい、みんなの助けを借りればいいと、ケイコはアドバイスしてくれました。いざとなれば協力できることもあるだろう、と。私は両親や友人など大事な人たちが、自分のことを思ってくれていることを実感したのです。
|
|
もしこのままの生活を続けて旦那が暴力をふるうことがあったら、息子たちの心の傷は確実に広がるでしょう。これ以上ツラい思いをさせないために、私がすべきことは……。こうして私の気持ちは固まったのでした。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
|
|