東京都議会自民党会派の政治団体「都議会自民党」のパーティー収入などを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で東京地検特捜部に略式起訴された会計担当矢島英勝職員(72)について、東京簡裁は28日までに、罰金100万円、公民権停止3年の略式命令を出した。21日付。
起訴状によると、矢島職員は都議会自民党が2019年と22年に開催した政治資金パーティーなどの収入について、実際は少なくとも計約2億1400万円だったのに計約1億7900万円と政治資金収支報告書に記載。交付金などの支出に関しても、少なくとも計約1億5400万円だったのに計約1億2600万円と記載したとされる。
収入と支出を合わせた過少記載の総額は約6300万円に上った。