ソニーグループ、十時裕樹社長がCEOに　CEO交代は7年ぶり

　ソニーグループは1月29日、十時裕樹社長が4月1日付でCEO（最高経営責任者）に就任すると発表した。CEOの交代は7年ぶり。

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　29日に行われた取締役会で吉田会長が提案し、全会一致で決議された。吉田氏は、十時氏について「今後の成長に向けたビジョンや戦略を示すことのできるリーダー」とし、自身は会長として十時氏を補佐していく意思を示した。

　十時氏は「平井、吉田がCEOとして大いに価値を高めてきたソニーを受け継ぎ、より良いソニーを次世代につなぐために全力を尽くす」としている。

　十時氏は1987年にソニー入社。財務部やロンドン駐在を経てソニー銀行の立ち上げに携わった。その後、ソニーモバイルコミュニケーションズのCEOなどを務め、2018年からソニー（現在のソニーグループ）のCFO、23年から社長COO兼CFOを務めている。