ついに引退です。新幹線のお医者さん=ドクターイエローとのお別れです。きょうがラストラン、多くの鉄道ファンが見守りました。
鉄道ファン
「(Q.きょうは何を見に来た?)ドクターイエロー。(Q.どういうところが好き?)色!」
「子どもと一緒に今までいろんな場所でドクターイエローを見てきた。最後なので見納めに連れてきました」
「最後かなと思って楽しみに来ました。なんとか(子どもに)見せてあげたいなと思う」
きょう、博多駅を出発したドクターイエローを名古屋駅で待ち受ける多くの鉄道ファン。この車両とも、きょうでお別れです。窓には「ありがとう」の文字が…。
鉄道ファン
「『ありがとう』と窓にメッセージがあったので、より一層、感極まりました」
「一生の思い出です。こんな感じで撮れました」
ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」と呼ばれ、東海道・山陽新幹線の線路の歪みや電気設備を点検する検査専用の車両です。10日に1度のペースで走ってきましたが、その時間は時刻表には載っておらず、めったに出会えないことから「見ると幸せになる」と言われています。
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ドクターイエローはJR東海とJR西日本が1編成ずつ所有していて、いずれも老朽化を理由に引退が発表されていました。JR西日本の車両は2027年以降をめどに引退する予定ですが、JR東海の車両はきょうで引退です。
東京駅に向かう車両を目に焼き付けようと、きょうは愛知県内の沿線でも多くのファンが見守りました。
鉄道ファン
「かっこよかったです」
「幸せになれるような気がします。最後なので、さみしいですね」
「こうやって見に来られること自体が幸せですね」
「かっこよかった。ありがとう」
「お疲れさまでしたと言いたい」
JR東海のドクターイエローは2001年9月からおよそ24年間にわたって、新幹線の安全運行を支えました。
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