北口榛花、複雑な胸中吐露「鐘やカステラばかり…私がやり投げ選手と忘れないでほしい」

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2025年01月29日 20:13  日刊スポーツ

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日本プロスポーツ大賞を受賞した陸上やり投げの北口(右)は石破茂首相からトロフィーを受け取る(撮影・足立雅史)

陸上女子やり投げで昨夏のパリ五輪金メダルの北口榛花(26=JAL)が“多競技トレ”でレベルアップを図る。


29日、内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞を受賞。陸上界での受賞は54度目で初となった。「たくさんの日本人選手が活躍した中、選んでいただけて光栄」と喜んだ。


日本女子初の連覇がかかる9月の世界選手権東京大会へ、ギアを上げていく。今冬は柔道やバドミントンに加え、クロスカントリーにも挑戦。「滑ったり、板に乗ったりと今までやったことのない動きをすることで、体に新しい刺激が入る」。体のバランスを養う狙いがあり「誰も進んでこなかった道を切り開けるようにしたい」と新たな強化プランの模索に余念がない。


オフはメディア出演などで多忙を極めたが「鐘を鳴らすところやカステラを食べるところばかりがフィーチャーされた」と苦笑いで複雑な胸中を吐露。「私がやり投げ選手であることを忘れないでほしい」と呼びかけた。


五輪を含めて3年連続の世界一がかかるシーズン。あと60センチと迫るアジア新記録(67メートル98)の更新も視界に入れており「金メダルの感動を一緒に分かち合えるようにしたい。少しでも70メートルに近づけたい」と誓った。

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