埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故は、発生から丸2日以上が経ち、まもなく50時間となります。未明の崩落で2つあった穴が大きな1つの穴となっていて、救助活動が難航しています。現場から中継です。
陥没した交差点から少し離れた安全な場所からお伝えします。
現在、現場では救助隊員が穴の中を確認するなど、救助活動が進められています。
穴の状況ですが、きのう未明から2つの穴が並んだ状態でしたが、きょう未明にも崩落が起きたため、ひとつの大きな穴になっています。
午前2時半すぎ、穴と穴との間にあったアスファルトが大きく崩れ、一帯には轟音と「下がれ下がれ」という声が響きわたりました。映像を見る限り、直前40分ほどは重機を使った作業も行われていませんでしたので、突然、崩落が起きた印象です。
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警察や消防などが穴の大きさを確認しようとしていますが、この45分後にもアスファルトが崩れるなど、徐々に穴が広がっていて、それもままならない状況です。
穴の中の状況も、少し分かってきました。
きのう夕方、消防隊員が穴の底に降りて状況を確認したところ、男性運転手がいるとみられる運転席部分がすべて泥に埋まってしまっていて、目視では確認できない状態だったということです。
発生からまもなく50時間が経とうとしていますが、穴の側面も非常に崩れやすいため、救助活動は難航しています。
そして、市民への影響です。
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陥没の原因として挙げられる下水管とは別に、近くにある水道管の「緊急停止」を行っています。
市によりますと、水道水が出なくなることはないということですが、八潮市の全域に対し、濁った水が出た場合は、しばらく流して濁りがなくなってから飲むよう呼びかけています。